ふいに何故、
そんな言葉を思い出したのか・・
ツーショットチャット(2shot-chat)という官能的な単語を・・
私の脳裏に当時の思い出が、
走馬灯のように浮かんできたのです。
当時、2shot-chatの存在を知っていましたが、
利用するまでには至りませんでした。
胡散臭いものだと感じていたからです。
しかし20代半ばのある日のこと。
ふと興味が湧き、サイトを検索することに。
すぐに無料のツーショットチャットを発見。
待機コメントをして、
女性がコメントをくれるまで待機することに。
すると自分が想像した以上に、
色々な女性とコメントでやりとりできました。
とはいえ、出会う確率は決して高くありませんし、
効率が良いわけでもありませんが・・
それでも独特のドキドキ感もあったせいか、
途中で退屈し空白期間がありながらも、
利用していた期間をギュッと凝縮すれば
4か月程ほど、お世話になったと思います。
一日平均2時間程度だったと記憶しています。
イタズラや冷やかしなども多かったものの、
その期間で4人の女性と電話番号を交換する
ことに成功しました。
まず1人目は、東海地方の女性でした。
20歳の看護師ミカちゃん(仮名)。
ドキドキしながら電話をかけると、
もしもし・・ひでさんですか?電話の向こうからカワイイ声。
会話をしながら私は秘かにエロい展開を
期待していました。しかし初日は結局、
“また明日ね!”
という感で終了しました。
以降、普通の恋人たちのような感じで、
普通に会話を楽しむようになりました。
それから1か月ほど過ぎた日のこと。
いつものように電話で話していると、
ひでさんって声が素敵だね ひでさんに会ってみたいな・・ 一緒にディズニー行けたらいいな・・などと言うようになりました。
その前に俺がそっちに行きたいなぁ え〜!会うの恥ずかしいよぉ〜互いの顔も知らないことなど関係ないかのように、
親密ぶりが増していきました。
ミカちゃんと出会って半年が経つ頃、
今度ね、研修で東京に行くの。日帰りだけど。
もし研修が早めに終わって時間があったら、
ひでちゃんと会いたい。もちろん断る理由などなく、
私は当日を心待ちにしていました。
そして当日の夜、ミカちゃんから着信。
もしもし、ひでちゃん?
今、研修終わってホテルの部屋に帰ってきた。私はミカちゃんに会いたい一心で、
彼女を誘いましたが、
でもね、いざ会うとなると
やっぱり怖くて・・顔も知らないし・・
私、可愛くないし・・会う自信ない・・なんだかんだ小一時間ほど粘りましたが、
ミカちゃんは結局、会ってはくれませんでした。
明日も早起きしないといけないし・・
ひでちゃん、ごめんね・・という彼女の言葉で電話を切りました。
最大のチャンスを失ったことで、
私は急速にミカちゃんへの興味を失いました。
翌日、地元に戻った彼女から着信。
ひでちゃん、怒ってる?そんな分かりきったことを聞く彼女に、
私は少々苛立ったような記憶があります。
電話する機会も少しずつ減っていきました。
そして。
出会ってから1年半ほど過ぎたある日。
久しぶりにミカちゃんからの着信。
もしもし、ひでちゃん?その声を少し懐かしく思いました。
再来月にね・・結婚するの。付き合ってもいないのにフラれた気がしました。
そっか、幸せになってね。 ひでちゃんみたいに優しいといいけど。そう言ってミカちゃんは、電話の向こうで
クスクスと笑っていました。
彼女は挙式の1週間前にも電話をしてきました。
結婚したら、もう電話できないね・・何の話をしたのか覚えていませんが、
彼女が不安そうな感じだったのを覚えています。
この電話を最後に、音信不通になりました。
私はというと懲りもせずに、
ちょこちょことツーショットチャットを続け、
次は、人妻と出会うことになるのです。(続く)
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