先日、居酒屋で独り呑みをしていた時のこと。
そろそろ帰宅しようと思った時、
”ひでちゃん、どこにいるの?私も一緒に呑みたい”Cちゃんからのメール。
”じゃあ待ってるからおいで”30分ほどでCちゃんが息を切らせて現れた。
ひでちゃん!誘ってよ~!実はCちゃんとはなんとなく疎遠になっていた。
といってもほんの数か月だが。。
二人にとっては久しぶりの再会、という感覚。
そこにドキドキ感はほとんどない。安定感の方が大きい。
私はCちゃんのある変化に気付いた。
それは、、
かすかに香水の匂いがしたこと。基本的に風俗という仕事の場合、
香水をつけることはない。
彼女はおそらく、スナックかクラブ嬢か、、
風俗からお水へと仕事の場を変えたのだと直感した。
だがCちゃんには何も言わなかった。
ただ下らない話をして、互いに微笑みあった。
そろそろ閉店だから帰ろううん。でもなんか物足りない。。しばらく二人で歩く。そろそろ別れるポイント。
ひでちゃん、私、なんか軽くでいいから食べたいどちらかというと今までの彼女はスパッと帰宅するタイプだった。
それがこの日はなんだか帰りたくなさそうな。。
この時間じゃ、、ラーメンでいいか?うん!行きたい!二人で一杯のラーメンをシェアする。
ひでちゃん、また二人で呑んでくれる?突然そんなことを言う、Cちゃん。
そのひとことにどんな意味が含まれているのかは
なんとなく理解できた。だが、今はその言葉の真意を確認しても
意味がないことだと思えた。
おう、いつでも一緒に呑もうな!すると彼女は箸を止めた。。涙が。
おい、器の中に涙入れんなよ、しょっぱくなるから(笑彼女は涙をうかべたまま、
もう!ひでちゃん!(笑別れ際の交差点。
じゃあ、おやすみ。ひでちゃんが帰るの見てる。私が帰宅したとほぼ同時に、
”ひでちゃん、無事着いた?”と彼女からメール。無事着いたことを返信する。
なんだか、いつもと違ってしっとりした空気の中での呑みだった。
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なんだかほのぼのとした恋物語って感じで読んでいて楽しいです。
自分もこんな体験をしてみたいですね~