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アスカちゃん、どうした?からの・・


先日、土曜の夜。
アスカちゃんに会いたくてBARへ向かった。

いらっしゃいませ。

笑顔を見せてはくれたものの、
どことなく元気がないように感じた。

“ん〜、気のせいかな?”

席に着き、呑み始める。
いつものようにくだらない話をしては、
酒で喉を潤す私。
店内には数名の女性スタッフと数組の客の姿。
めちゃくちゃ忙しいという感じでもなく、
ゆったりとした時間が流れる店内。
呑み始めて30分。

“ん?やはり様子がおかしい・・”

何度か話しかけようと思っても、
私に近づいてこようとしないし、
話しかけてこようともしない。
一度だけ視線が合ったが無表情のまま。

“ん?この店に彼氏でも来ているのか?”
“それとも嫌な客が来ているのか?”
“単純に嫌われてしまったか?”
“それとも体調が悪いのか?”

想像をめぐらしながら、酒を呑む私。
しばらくすると、彼女は不機嫌そうに
スッと店を出ていった。
マスターと会話しつつも彼女が気になる。

“マスターに聞いてみるか?”
“いや、止めておこう。”

私はアスカちゃんが戻るのを待った。
しかし、彼女は30分過ぎても戻らない。
彼女のことを考えながら呑んでいたら、
少々、呑みすぎてしまった。

“今日はもう帰ろう。”

私は会計を済ませると店を後にした。
こんな時はやはり足取りも重い。
駅までの道のりが遠く感じる。

“アスカちゃんにLINEしてみるか・・”

スマホを取り出してみたものの、

“そもそも普段やりとりないしな・・。
余計なお世話でしかないか。“

出したばかりのスマホを仕舞った。




ひでさん、ひでさん。

か細い小さな声が聞こえたような気がした。
あたりを見回してみるが彼女はいない。
酒を呑んでいたことと、雑踏の音もあり、

“ヤバッ幻聴まで聞こえるとは・・”

一瞬、立ち止まったがすぐに歩きだす私。

ひでさん。

“んっ?”

再度、立ち止まりキョロキョロとする私。
なんとビルとビルの間の1メートルほどの
隙間に彼女はスマホを片手に立っていた。

“こんなところでなにを?”

おっ、アスカちゃん!どうした?

おつかれさまです。

もしかして、体調悪い?

いま休憩中なんですけど※〇*△×

何を話しているのか聞き取れず、
再度、聞き直す私。

えっと・・どこで休憩しようかなって・・
落ち着きたいなって。


“ん?彼女の休憩時間ってどれくらいあるんだ?”
“やはり、いつもより元気ないな。”
“落ち着きたい?何があったんだろう。”

なんだかよくわからないが、私がある店を勧めると、

どの辺ですか?

じゃ、店まで案内するよ。
ここからわりと近いから。


お願いします。

“元気ないな・・”

店までは、歩いて数分の距離。店に到着。

どう?落ち着けそう?

店の中をチェックする彼女。

うん、大丈夫かな・・

アスカちゃんと一緒に居たいと思ったが、
そんなことを言いだせる空気でもなかった。

よかった。笑
しっかりメシ食べないとダメだぞ。
じゃ、またね!


ひでさん!

ん?どうした?

あの、ひでさんが〇△×♪%#&

相変わらず、聞き取りずらい。

ん?

ひでさんがよければ一緒にどうですか?

“へっ?マジ!?なにこの展開!”

邪魔じゃない?いいの?

アスカちゃんは無表情のまま黙って頷いた。

ありがとう。じゃ、お言葉に甘えて。

私が笑うと、彼女も微かに微笑んだ(気がした)
席に着く。

俺はハイボールにしようかな。アスカちゃんは?

メニューを見ながら少し悩み、

私もひでさんと同じので。

一般的な流れでのサシ呑みではないとはいえ、
思わぬカタチで実現したことが嬉しかった。
初めて二人きりで呑むことで、
BARでの彼女とは違う彼女を見られるかどうかを
私は気にしながら呑むことにした。
ただし、彼女がいつ仕事に戻るかもわからないので、
そのへんも気にしなければならない。
私はとりあえず、聞きたいことから優先的に会話を
始めることにした。

俺の気のせいだったらいいんだけどさ、
ちょっと元気ないな・・って気になってさ。


すると、素直にその理由を語ってくれた。
(詳細は・・すいません、伏せます。)
5分ほどかけて話してくれた。

そっかぁ・・
理由が聞けて嬉しいよ。話してくれてありがとう。


彼女は微笑みながら首を横に振っていた。
それから少し気が楽になったのか判らないが、
アスカちゃんの口数も徐々に多くなってきた。
互いの地元の話とかありがちな会話だが、
それすら楽しい。
互いの家族構成の話題になった時、
彼女が意識してか無意識かは知らないが、

私が〇月〇日生まれで・・

と偶然にも!?私は彼女の誕生日を知った。
ふと気づくと、あっという間に40分経過。

アスカちゃん、時間は大丈夫?

スマホを確認するアスカちゃん。
少々、時間を気にしている様子。

連絡が来たら戻ろうかな・・。

それまで付き合ってもらっていいですか?

“なんて嬉しいことを!”

俺は全然大丈夫だよ。むしろラッキー!

あえて本音も出してみた。

うふふ。

アスカちゃんの自然な笑顔を見た気がした。

“おぉ!かわいいっ!”

そして、それからは少しディープな会話に。
すると、わりと唐突に、

ひでさん。〇〇一緒に行きましょう。

〇〇とは・・残念ながらホテルではない。苦笑。
とある居酒屋のこと。

“あれ?前と言ってることが違う。”

以前は、

美味しいからぜひ行ってみてください。

だった彼女の発言は“一緒に行こう”と変化。
これも単純接触効果のおかげなのか・・
よくわからないけど、そのひとことが嬉しかった。

うん、一緒に行こう!

アスカちゃんは、BARでは見たことのない、
柔らかい表情で微笑んだ。

じゃ、日にち決めて連絡します。

うん、お願い・・

私がワザと女っぽくリアクションすると、

ひでさん、オカマになった。

と言ってまた笑った。
入店から一時間半が経とうとした頃、

じゃあ、そろそろ戻りますね。
付き合わせてしまってすいません。


ぜんぜん。笑

アスカちゃんは店に戻っていった。

帰路、私はこんな勝手な分析をしていた。

“今日、外で出会ったのは偶然だろう。
アスカちゃんが誘ってきたのは、
サシ呑みの時の私の態度をチェックしたかった!?
それを見て安心したから呑みに誘ってきたのか?“

そして帰宅後、スマホを確認すると、
なんと珍しいことにアスカちゃんからLINEが。

“おぉ!当日にお礼のLINEくれるなんて初だ!”

男というのはなんて単純な生き物なのでしょう。笑



☆オススメ本





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