風俗と嬢と客と

ななし様よりコメントいただきました。
ありがとうございます(^^)

【質問】
いつも貴殿のＨＰを楽しみに拝見しております。
ちょいと聴いてもらいたい話があります。
かなりの長文です。すみません。読んで頂けるとありがたいです。
お気に入りのデリ嬢の元に通うこと約２年。
初めて会った時は、「綺麗な人」という印象。
これからプレイという時、
ちょいときつく抱き締めたのです。
そしたら、目に涙いっぱいためて泣きだしました。
“あれ？きつく抱きすぎた？”
それから２時間涙止まらずで、結局５時間！
しかもプレイなし！なんとも痛い出費でしたが、
泣いたまま帰すわけにもいかず、５時間(笑)！
“これが手か！”と思ったほど(笑)
この時の嬢の涙は未だ謎です(笑)。
これがきっかけとなり、本指で本強などせず、
プライベートも詮索せず、店外に誘うこともせず、
いわゆるＮＧ行為は一切せず、
極めて普通の客として遊んでいました。
ただ、連絡先を渡しておりましたが、
当然、未だ連絡が来たことはありません（(笑)
先月、とあるイベントのチケットを渡しました。
そしたら・・来てくれたんですよ。
“来るわけないよなあ、”
なんて思っていたのですが、来てくれました。
私は主催側だったため、嬢に気付きながらも
遠目から眺めるのが精一杯でした。
見つけた瞬間、思わず動揺してしまいました。

金で時間を買う客と嬢の関係だったし、
それで満足もしていました。
しかしながら、イベントで彼女を見つけた時、
いつもの嬢ではないんです。
本名を知りませんが、源氏名の嬢ではないんです。
会場にちょこんと一人で座っている一人の女性。
彼女を見て瞬時にそう感じました。
だから動揺しました（言い訳・・・）
後日、お礼を兼ねてお会いしました。
自分ことを一方的に話してしまい、
プレイなど一切しませんでした。
いや出来ませんでした。
彼女はただニコニコと、
“仕方ねえなあ、このおっさんは！”
みたいな感じで聞いてくれました。
彼女はイベント当日、家庭でトラブルがあったと。
そのようなイベントに行くのも初めて、
客からの誘いで行くというのも初めて、
そんな中来てくれたのです。
なので、金で彼女を買うことは出来ませんでした。
しかし、人生で一番充実した時間を、
過ごすことが出来たと感じています。
別段、彼女に変化があったわけではないんです。
ただ、彼女への想いを大切にしたい、
そういう気持ちが芽生えてしまったのです。
でも彼女の人生の責任は取れませんので、
付き合いたいというのはありません。
あ、ちなみにバツイチで独身です、アタクシ。
要は客で居られなくなったのです。
金で買いたくないのです。で、考えました。
もう彼女に会うことはしません。
自分が傷つきたくない、苦しみたくないという、
自分勝手も甚だしいところなんですが、
自分にそう言い聞かせています。

恋の終わりはいつも同じ。だけど今度だけ何かが違うの
ー下田　逸郎　踊り子よりー

－End－


細かく描写され情景が思い浮かぶような
素敵なコメントを拝見させていただき、
年甲斐もなく思わず胸がキュンとしました。
コメント全文をそのまま掲載したいところですが、
ご本人のご希望により当方で編集、加筆し、
掲載させていただきました。


ん～・・・切ないっ！切なすぎる！

以前、あるドラマで、
恋をした男の心情について次のように
語っている場面がありました。

“崖に綺麗な一輪の花が咲いている。
危険を冒してでも取りに行き、
自分のものにする？
それとも、美しい花を摘んでしまうのは、
かわいそうだから見るだけにしておこう。
君は、どっちだい？“

ドラマを見ながら、しばらく考え込んだ私。
コメントを拝見し、そんな記憶が蘇りました。
質問者様と同じく、私にも似た経験があります。
女性と仲良くなり事情を知り、好きになる。
幸せにしてあげたいと思う。
それなのに、葛藤が生まれてしまうことがある。

“この子は俺といて本当に幸せなのだろうか？
もっとマシな男がいるのではないだろうか？“

“この子が目指す幸せとはそういうことか。
悔しいけど自分には実現してあげられる力がない“

“この子は俺のことを好きではないのだな・・
振り向いてはもらえない。
一緒にいたいけど、この恋が叶うことなどない。
俺はこの子にとって邪魔な存在でしかない。“

その子を好きになればなるほど、
自分の無力さに気付かされる時がありますね。
それは若い時にはあまり感じることはなく、
自身が年齢を重ねるほど強く感じるものですね。
シンプルに言ってしまえば、

好きだからこそ、さようなら。

そう・・質問者様はまるで寅さんのような人。
ちなみに私は寅さんが大好きです。


そして、そのデリの彼女。良い子ですね。
風俗嬢に限らず、例えば誰かと飲みの約束をしても
それが果たされることがないとか。笑

“おう、また今度飲みに行こう！”

で、終わってしまうことなんてよくありますよね。
彼女は一人でイベントに来てくれました。
それって、女性にとっては労力を要することです。
イベントの内容や天候や食事する店の雰囲気など、
いくつものことを想像しながら服装に悩み、
ヘアスタイルに悩んだりするのですから。
それだけで何時間も悩んだりするのですよ。
そして、なにより一人で訪れる勇気です。
女性は一人ランチが出来ない人も多いです。
その勇気に心から敬意を表したいところです。

彼女の服装のこと、褒めてあげましたか？
もし伝えられなかった、伝えていないのであれば、
今からでもいいですから褒めてあげてください。
とはいえ、そのタイミングを逸してしまったなら、
今更褒めるのも後付けすぎますね。苦笑
でしたら、こんな感じで。

“実はね、あの時の〇〇ちゃんを見て、
すごくドキッとしたんだよね。
本当に素敵な女性だなぁと。
今までも素敵だと思っていたのに、
あの時、すごくドキッとしたんだ。”

恥ずかしがらず（恥ずかしがってもいいけど。笑）
しっかりとベタすぎるくらいに、
当時の服装や髪形など褒めてあげてください。
女性はなかなか直接口にすることはないけど、

“貴男のために頑張ってお洒落したのに。”

そう思っているのですよ。
そして、質問者様のお気持ち、
「好きすぎるから会わない」という選択。
とても共感できるものです。
私も過去に何度かその選択をしましたから。
ただその選択をしたときというのは、

女性の気持ちがこちらに全くないと悟った時

ある程度、『恋のジャブ』を打った上での決断。
質問者様には、ほんの少しの勇気が足りないかと。
そういう感情を抱いたのも正直な感想です。
彼女を好きだという気持ちが膨らみすぎて、

“彼女と付き合いたい、けど付き合えない・・”

勝手に一つのゴールを設定しまっているかと。
もちろんそこがゴールなのでしょうけども、
気持ちが先走り過ぎていると感じます。
確かに連絡先を渡しているにも関わらず、
彼女から一切、連絡はないわけですから、

“この恋が実ることはない”

そう考えるのは、おかしな判断ではありませんが。
しかし、彼女が質問者様になんの興味もなければ、
そもそもイベントにすら来ないでしょう。
適当な言い訳をして場を取り繕うだけでしょう。
冷静に考えてみて下さい。

何回も連絡をくれることなどより、
一度でもイベント会場に会いに来てくれる方が
すごいことじゃないですか？それもたった一人で。

LINEでスタンプを送ることなんて１秒で済みます。
誤解を恐れず言えば、そこに気持ちは入ってない。
嬢からすれば、ただの作業でしかないのです。

つまり、彼女は質問者様に何らかの気持ちがある。
貴男のことをもっと知ってみたい、
そう感じているかもしれません。
風俗嬢さんが男性（客）に惚れた時というのは、
行動に表れます。具体的に言うと、
店以外の場所で仕事以外の時間に会ってくれます。
つまり、行動に気持ちが表れます。
その一方で、

風俗嬢の私のことなんか・・

とネガティブに考えているものなのです。
それがどんな美人な嬢だとしても、です。

イベントに現れてくれた彼女、
本当は貴男と一緒に食事にするつもりが
あったのではないか？
私はそう考えずにいられません。

あ～、ダメです、ダメ！
私の気持ちが久しぶりに熱くなっています。笑
そして、私の方が長文になっています。笑
まだ終われません！

次回記事は、

『私ならこうアプローチする』

を身勝手にアップさせていただきます！














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