ミサが、昼の仕事にすっかり慣れた頃、
ねえねえ、ひでさん、
もうすぐクリスマスだね。 私もそれは当然、気にはしていた。
(当たり前なのだが・・)
ミサと過ごす初めてのクリスマス。
でも、ひでさん仕事だよねぇ?! うん、休めないな(汗 私もまだシフト表もらってない・・ そんな会話からクリスマストークに。
イルミネーションがどうだの、
クリスマスディナーがどうだの、
ずいぶんと会話に華が咲いたのだが結局、
互いの仕事の都合を想定して、
当日は、クリスマスディナーをしようと。
そこまではよかったのだが、ふと気づいた。
私自身、そんなデートは本当に久しぶりだったし、
普段、華やかな場に出かけることなど皆無。
つまり、TPOに合わせた服を持っていなかったのだ。
ミサ、ごめん! わっ!・・えっ、なあに? それっぽい服がない。笑 そんな気にしなくてもいいのに。笑 いやいや・・
ミサは出会った時からお洒落な大人コーデだった。
エロすぎず、むしろ清楚な感じのタイトワンピに、
ピンヒールとか。そのうえ透き通るような肌。
私も少しはそれなりの格好をつけないと、
いい歳をした男としてカッコ悪すぎる。
えっ、ひでさんホントに買うの? 服、靴など一式、揃えることを即決した。
服選びはミサにも協力してもらいたくて、
ミサ、買い物付き合ってくれる? いいよ、行こっ!・・
なんで、ひでさん照れてるのぉ? こういうのホント久しぶりだから(汗 ふふっ、照れてるぅ~ ミサにからかわれてしまった。(汗
買い物当日。ミサと何件も店をまわった。
午前中に家を出たのに、買い物を終えたら
すっかり暗くなっていた。
“なんだかんだ結構、金使ったなぁ”
そう思ったのが正直な感想ではあった。
だが、それなりの服を持ち合わせていなかった
自分が悪いし、一着くらいは持ってないとね。苦笑
ひでさん、よかったねぇ~、
クリスマスが楽しみだなぁ~、この服着てる
カッコイイひでさんを早く見たい~ とりあえず、一式揃ったところでふと思った。
“ミサと出会ってから、まだ贅沢させてないなぁ”
それでも私と付き合ってくれている。
そして、初めてのクリスマス・・
“よしっ、気合い入れろっ、俺っ!”
買い物を終えたところで、それとなく
アクセサリーや高級レストランやホテルなどにも
立ち寄ることにした。
ミサ、せっかくだから寄っていい? なんて言いながら。
ミサのリアクションを伺いながら好みを探る。
わぁ、これ美味しそう!え~っ、これステキ~!ねえねえ、ひでさんっ!この店オシャレだね。 とか、一日中歩き周ったのに疲れ知らずのミサ。
“ディナーは、やっぱりイタリアンだな・・”
なんとなく、ミサの好みが掴めたので調査終了。笑
私の方が歩き疲れてしまい、
ミサ、あそこに肉バルあるから入ろう あ~、ホントだぁ!うんっ! 大人びた容姿なのに無邪気な返事。
そのギャップが可愛い。
とりあえず、ハイボールにしよっと。
ミサはお子ちゃまだからオレンジジューチュね。笑 え~、やだ、やだぁ!ずるいぃ~ 必死になるミサが愛しい。
子供かっ!笑 するとミサは色っぽく小声で囁いた。
そんなこと言ったら・・
もうしてあげないんだから・・ ん?何が? やだぁ、恥ずかしいっ・・ 自ら話を振っておきながら照れるミサ。
そんなくだらない会話をしながら、
“よし、当日はイタリアンで決定。
店探しするか。プレゼントも用意して・・
イタリアンの後は高級ホテルのバーで・・“
なんて脳内でスケジュールを計画したり、
費用を見積もってみたりした。
“ディナー、プレゼント、バー・・
ん~、10万くらいで足りるかな・・“
ん~、お腹一杯になっちゃった! 俺も、もう食えないわ。帰ろうか。 お会計をしようとすると、
ひでさん、いいから。私に払わせて。 さっと伝票を取り、払ってくれた。
おいおい、年下のお嬢ちゃんに払わせるのは、
おっさんのポリシーに反するから・・ ひでさん、おっさんじゃないもん! そんなグダグダとした会話をしながら帰宅。
そして、クリスマス当日を迎えることになる。
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